―古代都市 マテール
今はもう無人化したこの町に亡霊が棲んでいる――――
亡霊は、かつてのマテールの住人
町を捨て移住していった仲間達を怨み
その顔は恐ろしく醜やか
孤独を癒すため
町に近づいた子供を引きずり込むと云う
「ちょっと…;ついていくので精一杯なんですけど…;」
・神田・アレンとファインダー一人。
普通人が通るべきでない所を猛スピードで駆け抜けている。
その下をゴォォォォォっと汽車が通過しようとしていた。
が精一杯ついていっているというのにアレンは
走りながら資料を読んでいる
「あの ちょっとひとつわかんないことがあるんですけど…」
「それより今は汽車だ!!」
「…よくこんな状態で会話できるわね;;」
「お急ぎください汽車がまいりました」
「!?…」
「でええっ!?これに乗るんですか!」
「!俺に掴まれ!」
「え…マジで乗るのーー!?」
四人は下を通る汽車に……
ダンッ!
「「飛び乗り乗車…」」
言語は違うものの、とアレンは同じことを言った…
「いつものことでございます」
「「;;」」
「…!…スカートっ///」
「へ?……!?ヤーーーーッ!!ユウのエッチーーーーィ!!///」
「ぅわ!?こんなとこで暴れるな!」
神田に言われスカートを見たら、豪快にめくれて下着が見えかけていた…;
「だから短いのなんかイヤだって言ったのにーーーー(泣)」
「…さん///」
「と…とりあえず中に入りましょう…;;」
「困りますお客様!
こちらは上級車両でございまして一般のお客様は二等車両の方に…
てゆうかそんな所から…」
乗務員が困った顔で上から入ってきた四人に言ったが、
「黒の教団です。一室用意してください」
「!黒の…!?か、かしこまりました!」
黒の教団と名乗ったとたん、突然態度を変えて部屋を用意しに行った。
「?」
「何です今の?」
「あなた方の胸にあるローズクロスは
ヴァチカンの名においてあらゆる場所の入場が
認められているのでございます」
「へえ」
「……」
「ところで、私は今回マテールまでお供するファインダーのトマ
ヨロシクお願いいたします」
「トマ…さん。よろしく、お願いします…」
名前だけ聞き取ったのか、が片言で挨拶をかえした。
用意してもらった部屋。
神田とアレンが向かい合わせで座っていて、
は神田の隣に座っている。
トマは部屋の外に立っていた。
「読めないだろ。大丈夫か?」
日本語の資料を作る余裕がなかったためかの資料も英語。
資料を無表情で読む…
というか眺めているようなそぶりをしているに神田は聞いた
「え?あ…ぁあ…;;読めない…
けど、ユウについていってたら大丈夫でしょ?
すごく難しいことしたりするの?」
「戦うこと意外に難しいことなんてないが…
読んでないと任務内容理解できねぇぞ」
「任務内容…;;めんどくさいからやることだけわかってたらいいや
ユウについていくからさ。」
「そうか;」
「あの…いいですか?さっきの質問なんですけど」
「……!」
「何でこの奇怪伝説とイノセンスが関係あるんですか?」
二人の会話にアレンが割って入った
「(めんどくせ…)…チッ…イノセンスってのはだな…」
「(今「チッ」って舌打ちした)」
「……」
「?どうしたんですか?」
神田がいきなり喋らなくなった…。と思ったら
「にわかるように日本語で説明する」
「え!?聞いてるの僕ですよ!さん何も聞いてないじゃないですか」
「。イノセンスのこと知っとくか?」
「って無視……;;」
「それって今から取りに行くやつのこと?」
「全体的なイノセンスのこと、だな」
「それって、ひょっとして彼が聞いたんじゃないの?
えっと…。アレン君だっけ?さっき何か喋ってたじゃない」
「そんなん知ったことか」
「はぁ。私はいいから、アレン君にちゃんと教えてあげて」
「チッ」
「舌打ちしない!」
「………イノセンスってのはだな」
「(ぁ。日本語じゃない。さんが何か言ってくれたのかな)はい。」
神田とアレンは資料を読みながらイノセンスに関しての会話をし始めた
「……」
その間は自分の資料を見ていた。
07/05/27