アレンと神田はリーバーの話に呆れていたが、
ただ一人、だけは違った…
「コムリンすごい!すごいよー!!」
「…お前頭大丈夫か?」
「暴走してるんですよ!教団壊されてるんですよ!リナリーだって…」
「(とても神田の幼馴染だとは思えんな…)」
リーバーの話を遥かに上回る程のセリフを吐くに、一同が驚く
「いやだって!!強くしてくれるんでしょ!!
マッチョにしてくれるんでしょー!!
すごいじゃん!私コムリンに強くしてもらう!!」
「お前!!マッチョの意味わかってんのか!?
ふざけんじゃねー!俺は認めねぇぞ!!」
「そうですよ!僕も嫌です!さんがマッチョだなんて…」
「悪い事言わんからコムリンに強くしてもらうのだけはやめたほうが…」
「何で?マッチョだと筋肉も付くし、最強だよ!
ユウだって結構良い感じに筋肉付いてるし〜、私も…」
「なら普通に鍛えろ!!俺はマッチョじゃねぇ!!」
「ん〜…強くなりたい〜…」
ガシャーーーン!!ドゴーーーン!!
「「「「!!?」」」」
そうしているうちにコムリンが追いついてきた
「やばいです!はやく逃げないと!」
「ったく室長の野郎…」
「走るぞ!」
「……」
「!?!!」
三人は逃げる態勢に入っているものの…
だけは突っ立ったままで動こうとしない
「コムリンってよく見ると可愛いねー!帽子被ってる〜」
「何やってんだ!!!…ったく…斬るしかねぇな…」
そう言って神田は六幻を強く握る
「!?だめだよユウ!コムリン壊しちゃ!可哀想じゃん!」
そんな神田をは制止させた
「な…何言ってやがんだ!」
「さん!?」
「…室長の仲間が一人増えた……;」
「コムリン!私強くなりたいんだ〜!強くしてよ!」
『…了解…をマッチョに改良手術!』
「ぃやったー!」
は一人ガッツポーズを…
他三人…特に神田は酷く青ざめていた…
「マッチョ♪マッチョ♪強くなれる〜」
コムリンから手のようなものがほ方へ伸びる
「……ハッ!?…ギャーーーーー!!やめろーーーぉーーーー!!」
青ざめたまま一時停止していた神田が、
突如彼らしくないおたけびを上げのもとへと走る
ガシッ!!
「へ!?」
「よし!ダーーーーーッシュ!!」
「ぅわぁああぁーーーーー!」
ビューン!!!
コムリンがを捕まえる寸前、
神田はを抱え猛スピードで逃げた
「あ!ちょっと待ってください神田ー!」
「足速すぎだろ…」
「ちょっと〜〜何するのユウ!折角のチャンス!」
「チャンスって何だよ!強くなりてぇんなら毎日鍛えろ!」
を抱えたまま通路を走る神田
「でも折角コムイさんが作ったロボットじゃない。
使ってあげないと〜」
「んなお節介いらねぇんだよ」
「ユウは今すぐにでも私と勝負したい!とか思わないの!?」
「別に思わねぇな」
「じゃあ何で一緒に修行したいとか思うわけ〜」
「勝負と修行は全然別もんだろうが」
「一緒だよ」
「とにかく、お前があいつに改良されてマッチョになるとかお断りだからな!」
「ぶ〜〜」
「お前がんなことなったら俺は一生お前とは口きかねぇ!」
「えーーーやだーーー;」
「じゃああいつに強くしてもらうのは諦めろ」
「………ぅん…わかったよ〜…」
が少し反省したようなので、
神田はを降ろした
「ぅ〜……。あ、そういえばユウ、コムリン前に斬った事あるって…」
「あぁ。前に一度あいつに似た奴に蕎麦食べられた事があって、即切り刻んだ」
「…へ…へぇ…たかが蕎麦食べられただけで…」
「たかがって何だよ!たかがって!」
「ごめんごめん;だからコムリンUだったんだね〜
ちょと気になってたんだ〜」
「さーーん!神田ーーー!」
「「!?」」
アレンとリーバーがゼーゼー言いながらやっとのことで二人に追いついた
「足速すぎですよ…」
「全くだ…」
「大丈夫…?二人とも…」
「な…なんとか…」
「あぁ…。と、とにかく他の奴らがいる所へ戻ろうか…」
四人はとりあえず、他の化学班の人々がいる場所へと歩き出した
07/10/07