「グゾル……」

 「ぅ……っぅぐ……っ!」

 「!!」

 「…!!」


 ララとグゾルの後ろから何かが伸びてきて…刺した…
 二人をかばおうとしたも…同じく体を貫かれたしまい、伸びてきた方へ引き寄せられた

 神田とアレンは三人に手を伸ばしたが…届かない…
 そのまま三人は砂の中へと消えていった…














  












 「くそ…来やがった…!」

 「……」


 ドバッ!


 砂の中から何かが出て来た。


 ドーン!!


 それは大きな音を立てて三人の傍の床へ飛ばされた…


 「……!!?」

 「!!?」


 出て来たのはだった


 「ぅ…く……っぅ………っ」


 の腹からは大量の血が出ていて、
 見た目とても危険な状態だった…


 「!!」

 「さん!」

 「殿!?」


 三人はの方へ近づいた


 「……っ…」

 「おい!!!」

 「………」

 「こんなとこで死ぬんじゃねぇ!!!」

 「……るさい…。勝手に……殺すんじゃないわよ……
 私は…まだ生きてる…わよ…」

 「「「!」」」

 「それより…あんたら…はやくアクマ…倒しちゃってよ…
 私は…大丈夫…だから…。」

 「大丈夫じゃねーだろ!」

 「はっ!…私を…誰だと思ってんのよ…。
 戦闘事で…負けるたまじゃ…ないことくらい…わかってんでしょ。
 私に…勝てるのは…ユウだけよ。」

 「そんな喋るな…マジで危ねぇ…」

 「これくらい…すぐ治るよ…。私のイノセンスが…あれば…あっと言う間にね」

 「……」

 「さん…」

 「…いいからさっさと…やることやりなさい!!来るわよ…!」



 ドバーンッ



 「「!」」


 「イノセンスもーーらいっ!!!」


 砂の中から両手に二人を抱えたアクマが現れた


 「……!」


 アクマはドサッと二人を落とす…


 「ラ…ララ……ララ……」

 「……」


 グゾルが必死に呼びかけるが、ララから返事はない…


 「ほぉーーー。これがイノセンスかぁ」


 アクマがイノセンスを眺めていると…


 ピリ ピリ

 ピリピリ

 ピリピリ ピリ


 「!?」


 「アレン…君……」


 アレンがものすごい殺気を放っていて、
 イノセンスは変形しようとしているのか、
 しっかりした形をしていなかった…


 「返せよ。そのイノセンス。


 返せ


 今のアレンは、まるで別人のようだった


 「ウォ…ウォーカー殿の対アクマ武器が……」

 「造り変えるつもりだ」

 「造り…変えるって?」

 「寄生型のやつらは感情で武器を操る。
 あいつの怒りにイノセンスが反応してやがんだ」

 「……そうなんだ」

 「…(それにしても、なんて禍々しい殺気を放つんだあいつ。
 武器がその姿を形にしているようだ…)」

 「なんか…アレン君じゃないみたい…怖いよ…」


 そういい、神田に寄りながら神田の団服を握った


 「!…お前、もう動けるのか?」

 「うん。結構治った。なんかすごく早いね…。イノセンスってすごい」

 「…(これ…本当にイノセンスだけの力なのか…
 たとえ自分のためだったとしてものシンクロ率はそんなに高くないだろうし
 それに話しでは代償なしに治せるのは軽い怪我だけだったはず…
 もしかしたら、別の力が働いてるのか?だとしたらそれは何だ…?)」

 「ユウ…やばい…アレン君見てたら吐き気が……何か…血吐きそう…」


 が突然恐ろしい事を言い出した…


 「血ぃ!?おい!本当に治ったのかよ…」

 「体はもう大丈夫だよ。ただアレン君のイノセンス見てたら
 なんとなくドロドロしたものが出てきそうで…」

 「じゃあ見なきゃいいだろ…」

 「それもそっか……ぅ…」

 「だ…大丈夫か?」

 「大丈夫じゃないけど、吐かないわよ!
 女の子が人前で吐けるわけないじゃない…」

 「……」


 「あ!アレン君!!」


 アレンがアクマに攻撃を仕掛けようとしていた


 「!? バカ!まだ武器の造形が出来てないのに…」



 ドーーン



 アレンは腕をバズーカのようなものに変えて…


 「「撃った……!!」」


 「ギャーーー」


 アクマ目掛けて撃ち放った










 



07/06/28