「あのさ…この戦いが終わったら、俺たち、け…」











 「無理だよ」









 「へ?」


 神田が珍しく勇気を振り絞ってガラでもない事を彼女のに言ってみたら、
 全部言い終わる前に無理だと言われてしまった。
 おかげで神田らしからぬ変な声が出てしまった…



 「結婚しようって言いたかったんでしょ?…結婚って。無理無理」


 は手を横に振って言った



 「な、なんでだよ!」

 「えー。別に結婚前提で付き合ってるわけじゃないしー。
 神田と私が結婚って、想像付かないよー。アハッハー」

 「お前!俺との関係は遊びだって言いたいのか?」

 「いや別にそうじゃないけどさー」

 「じゃあ、全部が終わったら、嫌でも嫁にしてやる」

 「どうやってー?」

 「速攻ヤ…」

 「コラ!ちょっと待てい!」

 「…で、ガキを孕…」

 「わかったからみなまで言うでないぃ!!」


 慌てて神田の口を手で塞ぎに飛び掛かったら…





 ドサッ





 「あ…」


 神田を押し倒してしまった…
 え!?いやそんなに押してないって!!


 「何だ、ヤる気満々じゃないか」


 神田は塞がれた手をどけ言った


 「いやそんなこと決してないですからぁ!
 ってか今わざと自分から倒れたろ!私そんなに押してないし…」

 「一回ぐらいさせろよ。ずっと我慢してんだぜ」

 「んなこと知らん!」

 「すんげぇたまってんだけど…」

 「なら一人でヌけ!」

 「…わかった。じゃあココで…」

 「すんな!人の部屋ですんな!!」


 早速ズボンを脱ごうとする神田をが即停止させた


 「ど阿呆かお前は!」

 「チッ…つまんねぇ…」

 「つまるつまらんの問題じゃないから!」

 「耳元でワーワーうるせぇなぁ」

 「あんたが悪いんじゃない!」

 「ま、嫌がんなら…」


 神田はニヤリと口の端を上げた


 「?」

 「無理やり脱がす!そっちの方が萌えるぜぇい!」

 「どぅぁあぁああ」


 神田がガバッとを押し倒した


 「お前色気ねぇな。‘きゃ…’とか‘あ…’とかもうちょっといい声出せよ」

 「…それを私に期待するのは間違っていると思いますが?」

 「そりゃそうか。じゃあ早速食す!」

 「ギャーァ!!やめんかい!」

 「悪いがココまで来たら止めらんねぇ」

 「ふざけるのも大概にしろぉ!!もう我慢ならん!イノセンス発動じゃーー!!」

 「ぇ!?おい!ちょ!ちょっと待て!!」

 「待たんわ!!おりゃーーー!」


 「!?ギャーーー!!」




 ドガーーン!!










―アレンの部屋


 ゴゴゴゴゴゴゴォオオ


 「な…何ですか!?この音……;
 ってか最近特によく聞くんですけど…」


―食堂


 ゴゴォオゴゴゴォオオォ


 「な、何さ何さ!?…ひょっとしてまた喧嘩さ…?」


―司令室


 ゴゴゴゴォオオオオォオ


 「な…何?」

 「あの二人また何かやらかしたのかなー
 まったくも〜。今回から壊した所は二人に直させないとねー」









 そしての部屋…


 「つぅ………」

 「あんたが悪いんでしょーが…」


 天井には大きな穴が開いていた
 幸い上の部屋は空き部屋だったので、
 誰かに迷惑をかけるということはなかった


 「何もイノセンス発動しなくても…」

 「だからあんたが悪いって言ってんだろ!殺されたいの?」


 は発動中のイノセンスを神田に向ける


 「…すみませんでした……;」

 「あ〜ぁ。また天井なくなっちゃったじゃない」

 「こんなところでイノセンス発…」

 「何か言った?(イラッ)」


 またもやイノセンスを神田に向ける  しかも半端ない殺気付きで…


 「な、何でもないです…;」

 「…コムイさんに怒られるな〜。多分もう私たちで直せって言うよー」

 「え゛!!?」

 「え゛!!?じゃないわよ!当たり前でしょ。今日で何回目だと思ってるの」

 「さ…さぁ;」

 「もう片手では足りないくらいやってるの!
 神田のせいなんだからね!」

 「は!?何で俺だよ!がもっと素直になりゃいいことだろ!」

 「あんたやっぱり殺しとこうか?」

 「…いえ…結構です…;;」









 こんな二人のやりとりはこれからも続くのであった。
 そのつど教団の何処かを破壊し、そして自分達で直す。
 まわりからすれば迷惑極まりない二人なのである…







 「いい加減どっちかでいいから大人になるさー…」

 「全くですね…食事中に大きな音とかしたら集中して食べれないじゃないですか」

 「アレン君…そういう問題じゃないと思うんだけど…」

 「とにかくこれ以上教団を壊さないでほしいよ〜。修理費用が馬鹿にならないから…」







〜〜〜〜コメント〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

神田がちょっと危ない子に!?
なんかこういう系書いてるときが一番楽しいかも。
キャラなんてめちゃくちゃに崩してしまえーってね!

07/10/14