「ねぇ神田…。」

 「!…何だ」


 月明かりのまぶしい夜…少女は静かに言った…


 「殺してもいい?」

 「!?」












 「誰かに奪われるくらいなら…いっそ君を……









 この手で…殺めたい…」












 目の前にいる女が小さく放った言葉…

 俺は疑った



 「何言出すんだ…いきない…」


 いきなりと言ってはみるものの、ここ一週間、予調みたいなのはあった。
 俺が話しかけても相槌くらいしか返して来ねーし、最近やつれだしてるし…
 何より自分から話しかけて来なかった。

 急激に距離を置かれた感じ…

 そしてやっと喋ったと思ったらさっきのセリフ…。一体どうした…




 「神田を…誰にも奪われたくないから…大好きだから…」

 「どういう意味だよ…」


 浮気とかそんなことしてねぇぞ…;;;(汗


 「夢……」

 「夢?」

 「ここ一週間…同じ夢ばかり見る…」

 「……」

 同じ夢…それで何となく察しがついた…


 「神田にフラれる夢…。同じところを繰り返し繰り返し…見る…」

 「……そんなことで俺を殺すのか」

 「夢かどうか…わからなくなってきそうで怖い…。死にたいくらい怖い…。
 だから…一緒に………。この前読んだ小説も、愛する人と一緒に死ぬシーンがあったから…」


 そうとう病んでるみてぇだな…


 「ハッ。小説と一緒にすんじゃねぇ。一緒に死ぬなんざゴメンだぜ。
 しかもに殺されるなんてな」

 「………私とは一緒に死ねないんだ……」

 「バカかお前。そういう意味じゃねー。」

 「…?」

 「俺が死ぬとしたら、それはお前を体はって守る時だ」

 「…!」

 「心配しなくても、死ぬ意外のことでを置いてどっか行ったりしねぇよ」

 「神田……」

 「はぁ…病んでた原因が夢かよ…呆れる…」

 「本当に怖かったんだよ」

 「それがどうした。俺なんてな。が他の男に
 ヘラヘラ笑顔振りまいてるの見るとハラハラするんだよ。いつも」

 「ぇ?」

 「俺がいるにもかかわらず、未だにお前を狙ってる奴多いからな。ラビやモヤシもそうだ」

 「そう…なの…?」

 「夢ぐらいでビクビクしてんじゃねーよ」

 「ぅ…ごめんなさい…」



 しばらくの沈黙の後……


 「……きょ…今日から……俺の部屋来るか…?」


 指で頬をかきながら言う神田


 「へ?」

 「怖い夢見ちまうんなら…一緒に寝てやる…///」

 「ぁ…///」

 「どうなんだよ///」

 「やらしい事考えてませんか?」

 「んなわけねーだろ!///」

 「冗談冗談。お言葉に甘えようかな」

 「…///」

 「じゃあ枕持って来るー」


 は自分の部屋へ早足でもどった。



 「はぁ…世話やかせんなよ…ったく…」


 神田は顔を真っ赤にしたままが出て行ったドアを見つめていた






〜〜〜〜コメント〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

よくあるであろう夢話。。

ヒロインの行動にハラハラする神田って萌えカモv

私見た夢とかあまり覚えてません。
よほど印象に残らないと
全て目覚めた一瞬で消去されてしまいます;;

07/05/24