「ねえ。この服似合ってる?」

 「この花、髪飾りにできるかな?私に似合うかな?」



 「私の事、どう思ってる?」






 「綺麗」


 「本当?」










 「ああ、綺麗だ」










 彼は私が何を問うても綺麗という。
 バカの一つ覚えのように…
 でも本当に思っているのかもしれない。
 けど思っていないかもしれない…
 私はもうちょっと彼の意見を聞きたいのに…
 彼はどうして自分の意見を言わないのだろう…



 「ねえ。他に言う事ないの?」

 「…何をだ」

 「だからさ、綺麗意外に言う事ないの?」

 「……」


 何でここで黙るの…

 「ユウ?」

 「女は綺麗って言われると嬉しいもんなんだろ」


 …なにそれ


 「そりゃ本音で言われたら嬉しいけど、
 ただ言われ続けてると逆に不安になるよ」

 「…?」

 「本当に思ってるのかな?私の事好きなのかな?
 ひょっとしたら嫌いなんじゃないかな?…とか…」

 「……」

 「何で黙るの?」

 「…わからねぇから…」

 「ぇ?」

 「…のこと好きだけど、表現の仕方がわからねぇから…」


 彼の口から久し振りに聞いた「好き」と言う言葉。
 私はいろいろホッとした


 「…でも自分の意見とか言うのは別でしょ?
 俺はこれ似合わねぇと思う、とか、もうちょいこうしてほしいとかさ」

 「……あんまりごちゃごちゃ言うと…嫌われると思ったから」


 彼は俯いて、不安そうに言う。  なんだか小さな子供を見ているよう

 「…変な理由。そんなことで嫌いになるわけないじゃない」

 「うるせーよ。変でわるかったな」

 「ま、不器用なユウも好きだけどね〜v」

 「;///」

 「これからはちゃんと自分の思った事言うんだよー!ユウくんv」

 「が…ガキ扱いすんじゃねー!」

 「はいはい、ごめんなさいねー」

 「全然思ってねぇだろ!」

 「さぁ。どうだろうね〜」






 二つ年下の彼をからかう私。

 私は彼よりも二つ大人だけど、
 愛されていないのではと心配になる私は、
 まだまだ子供なんだろうね。








〜〜〜〜〜コメント〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なんか…思いつかんくてさ〜;
無理矢理搾り出したらこんなヘンテコなのになっちゃった;
何か降りてくるまで待った方がよかったかな〜;
ずいぶん前から待ってたんだけど…
つうか名前1回しか出てなくね…;;

07/10/10