「どどどっ…どうしよぅ…き…緊張してきたよ…」

 「どうしたんさ?

 「わ!!ラ…ラビ…。今日、神田さんと二人で任務なんだよ〜」

 「ユウと?」

 「うん…」











  











 「神田さんと組むの初めてで…すごく緊張する…」

 「ほ〜。好きなん?」

 「ちがーーう!!断じてちがーーう!!」


 冗談で聞いてみたのに耳元で大声をあげるもんだから…


 「ぉ…ぉ〜……;耳が……」


 ラビの耳が逝ってしまいそうなった…


 「神田さんって怖いんだよね?…そういうウワサしか聞かないし、
 時々擦れ違ったりで何度か顔を合わせたこともあるけど、
 こっちが挨拶しても睨みかえして来るし…。とにかく怖い…」


 は涙目で言った


 「おっちょこちょいだし、
 結構任務でヘマしてるから斬り殺されるかもな〜」


 が怖がっているにもかかわらず笑顔で言うラビ


 「はひ〜〜〜!殺されるのはイヤ〜〜〜」

 「じゃあがんばらなきゃな!」

 「ヤダヤダ〜怖いよ〜〜ラビも一緒に行こーー」


 ラビの服の袖を持って可愛く頼んでみたものの…


 「それは無理なんじゃね?」


 と即答されてしまった…

 その時……


 「おい!そんなとこにいたのか。早く行くぞ」

 「わ!!出た〜ぁ〜!!!」


 神田がいきなり後ろから声をかけて来たからは思わず叫んだ


 「で…っ!?」

 「はは…気にしなくていいさ…。ほら、頑張るさ。」

 「う…うん」

 「ユウもにあんまきついこと言ってやるなよ〜」

 「こいつしだいだな」


 神田はそう言いいつも以上に目つき悪くを見た


 「ひっ…」

 「いきなり脅してどうするんさ…」










 ふたりは汽車の中で向かい合わせで座っている
 もちろん今まで会話は一切無い…


 「あ…あの…神田さん」


 沈黙の中、はそっと声をかけた


 「…何だ」

 「ごめんなさい…」

 「は?」

 「絶対迷惑かけちゃうんで…先に言っておきます…」

 「……」


 神田は無言で睨む


 「ひっ…。」


 「いちいち声に出してビビるな…」

 「すみません;」


 「今までどんなヘマしてきた」

 「え?…えと…アクマに攻撃するはずが誤って仲間に攻撃してしまったり…
 逃げてばっかりでちっとも攻撃できなくてみんなに迷惑かけたり…
 アクマの攻撃をもろに受けて心配させてしまったり…石につまづいて転んだり…
 入団したてのころはイノセンス発動の感覚を度忘れして発動できなかったことも…あとは…」


 「…もういい…」

 「あ…えと…」

 「使えねー奴だということはわかった」

 「う…」


 しばらくして、神田はふと疑問に思った…


 「……待て。お前のイノセンス寄生型か?」

 「いえ…。装備型ですけど…?」

 「攻撃を受けたってことは…」

 「ウイルスは効きませんよ。そういう体なんで」

 「……」

 「心配してくれてありがとうございます!」

 「別にしてねーよ…」


 そう言いながらそっぽを向いてしまった神田を見て


 「クスッ!」


 は思わず笑ってしまった


 「!何がおかしい」

 「神田さんってすごい怖い人だと思ってたんですけど、優しいんだな〜と思って」

 「は?」

 「あ!ほら、もう着きますよ!降りる準備しないと」


 窓の外を見て言った


 「!…あぁ」
 
 「さぁ!今日こそはヘマしないように頑張るぞ!!」

 「無理だろ」

 「やっぱ無理か…」

 「…;;(諦め早…)」








++++


 「え?何さそれ…。それってユウが指名したってことさ?コムイ」

 「うん。そういうことだね。アレン君にしようと思ってたんだけど、
 神田くんがちゃんとふたりで組みたいって。
 珍しいよね〜神田くんにしては。ちゃんがドジっ子って知ってるみたいだし」

 「それ珍しいのレベルじゃないさ…どっか頭ぶつけたんじゃないさ?
 ん〜ヘマやってるの知ってて何でまた…しかもふたりで…」

 「そういえば少し頬が赤らんでた気がするな〜…
 あの時徹夜明けでまだ眠気が覚めてなかったから気のせいかもしれないけど…」

 「…あ〜…なるほど。だからふたりでか。
 やっぱユウも恋するんだな〜。正常正常! けど残念さ…」

 「何でだい?」

 「俺が冗談でにユウのこと好きか聞いたら、
 はっきりNO!っておもいっきり叫んでたから…」

 「応援してあげないのかい?」

 「俺も狙ってるからさ!応援なんてしないさ」

 「人気者だね〜ちゃんは」

 「ドジっ子なとこがいいんさ!ちょっと度が過ぎることもあるけど…
 まさかユウが狙ってたなんて思っても見なかったさ。
 よっしゃー!俺も負けてらんないさーー!!」









〜〜〜〜コメント〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なんじゃこりゃ……しっかり終われてねぇ…;;
神田一回も名前呼んでないし……
神田夢なのかこれは……;;
ってかこのヒロインのヘマは
ドジっ子と呼べる度合いのヘマではないよね…;;

ちなみに、ヒロインに間違って攻撃されたのはラビで、
攻撃受けたヒロインを心配してくれたのはアレンという設定。。
どうでもいいけどね;;

07/06/15