夜空を見上げると、そこにはたくさんの星達が輝いていた














  











 「星キレーイ!は〜平和だな〜。ずっとこんなだったらいいのに」


 深い森の奥、少し木の少ない所で、私は星を眺めていた。
 森が暗いから、より一層星が輝いて見えて、ココは私のお気に入りスポット。


 「何してるんですか?こんなところで」

 「!?…アレン君?」


 私しか知らない場所だと思ってたから、
 突然後ろから声をかけられてビックリした


 「星、見てたんですか?」

 「そうだよ。ここ木があって暗くてよく空が見える所だから、好きなの」

 「そうなんですか」

 「アレン君は何でこんな所にいるの?」

 「え…なんとなく…」

 「正直に言え!付いて来たんでしょ」

 「……」


 どうやら図星のよう。顔をそらしちゃって、もう!可愛いんだからぁ!


 「図星だね!何で付いて来たか、お姉さんに言ってみなさい」

 「えっと……さん最近よく外出るから、何してるのかな…と…///」


 ま〜顔ほんのり赤くしちゃって〜v癒されるわ〜


 「なるほど、好きな人が夜によく外出。それは気になって当然ね〜」

 「はい……って、え!?さん!知ってたんですか?」

 「!……。ヘヘ。そうなんだ。今知った」

 「え!!?」


 ハメられた!?という顔で私を見て来るアレン君。
 君はどんな顔をしても可愛い


 「まさか本当にそうだと思わなかったから、冗談で言ったんだけど」

 「…///」

 「ってか、好きなら告白してきなよ!男の子でしょ。
 私はいつでも受け付けるわよー」

 「そんな言われ方されると…余計無理です…」

 「ほらほら!星達もみんなキレイに輝いて、君のこと応援してくれてるよ!」


 そう私が言うとアレン君は一度空を見上げた。そして…


 「さん…」

 「はい。何かなアレン君」

 「……僕、さんのことが好きです!
 …その……付き合って…もらえますか?」

 「ばーか。」

 「え!?」

 「今戦争中よ!付き合うなんてできるわけないじゃない」

 「え…あ……そ…そうです…よね…」


 わ〜かなり落ち込んでる…。が、これまた可愛い〜


 「アクマは星の数ほどいるわ。仲間でなく男女関係になってしまえば、
 もしどちらかがくたばった時連鎖反応みたいな感じで
 もう片方も精神的にくたばっちゃうかもしれない。
 そうするといっきに2人のエクソシストが使い物にならなくなる。
 そしたら教団に大損害を被る。これっていいと思う?」

 「よくないです…」

 「でしょ!だからねぇ」


 私は笑顔でアレン君を見た


 「だか…ら?」

 「友達以上恋人未満てきな関係ってどう?」

 「へ?」

 「これなら男女関係じゃなくて、すごく親しい関係になれるでしょ!」

 「あ…はい…」


 アレン君は私が言いたいことがさっぱりわかっていないようす。
 ようするにね、アレン君


 「私もアレンが好きなんだ!可愛くてかっこよくて!」

 「え?」

 「私が言ってること理解できた?」

 「あ、はい!」


 いいね〜この嬉しそうな顔!思わず抱き締めたくなるよ!っつうことで


 「さん!?」

 「友達以上恋人未満、OKかな?アレン君」


 アレン君を抱き締めて耳元で問い掛けてあげたら
 アレン君の体温が、というか顔が温かくなっていくのを感じた


 「OKです…///」

 「ん、じゃあ!」

 「ぁ…」


 私が突然アレン君から離れると、アレンは名残惜しそうに私を包んでいた腕をおろした


 「そんな顔しない!さあ、星達にお礼を言いなさい!」

 「え?」

 「え?じゃないわよ!この星達が応援してくれたおかげで
 私と良い関係になれたんだから、ちゃんとお礼言うの!私も言うからさ!」

 「は…はい」

 「じゃあ、空見上げてー」

 「…」

 「せーの、」


 「星達ー!「ありがとう!!」」



 「…。はい!じゃ帰ろっか、教団に」

 「そうですね」

 「手つないで帰ろうねー」

 「何か…親しくなったと言うよりか…子供扱いされてるような…」

 「気のせい気のせい!」



 そのまま私たちは手をつないで教団まで帰りましたー!
 子供扱いされてるとか思っておきながら手の温度はずっと暖かかったよアレン君








〜〜〜コメント〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

神田にしようかなと思ってたんですが、
アレンがいいかなと、アレンにしました。
これぐらいのヒロインが好きです!
めっちゃ強いのも好きですが。。
普通のアレンは、私は可愛いと思います!
黒になると可愛さはなくなってしまいますが…
こわい?かっこいい?…みたいな

07/08/04