私にとってここは闇?それとも光?


















 「…伯爵のシナリオ…。私には関係ないわ…」

 「にも関係あるよぉ。
 ボクたちと一緒にシナリオを描いていくんだー」

 「嫌よ…だいたい私ノアでもないのに…何でこんな所に…」

 「着いて来たのはじゃん」

 「……あの時は…ここが光だと思ったから…」

 「ふーん。じゃあ今は何?」

 「強いて言うなら…闇…かな……。私、外歩いて来る…」

 「ん?じゃあレベル2連れて行きなよ。一人じゃ危ないよぉ」

 「私は普通の人間だから、普通にしてたら大丈夫よ」

 「いや、だから危ないんだよー。間違ってアクマに殺られたらどうするの?」

 「いつも何ともないから大丈夫よ」

 「そーお?じゃあ行ってらっしゃーい」

 「うん」








 街を歩くのは嫌いではない。
 人が行き交うこの感じは…あまり好きではないけど…


 「折角だから何か買って行こうかな……!?」


 少し先に黒と白の服をまとった人が…二人


 「エクソ…シスト…。」


 ということは…ここにアクマがいる可能性が…。
 レベル2がいれば、伯爵とかロードの名前とか出したら
 わかってくれるものもいるだろうけど……
 レベル2なんて都合よく出てくるはずがない…
 とにかくココから離れないと



 ドーーーーーーン!!


 「ぅわ!?」


 いきなり横の建物からレベル1が現れた…。
 逃げ惑う人々を次々殺していく…


 「まずい…殺される…!」


 ボーーーーーン!!


 「!?」



 「大丈夫ですか!」

 「早くここから逃げるさ!」


 「エクソシスト…」

 「「!?」」



 「へへー。エクソシスト発見!死ねぇ!」


 二人が少女の発言に驚いていた瞬間、レベル2が現れた


 「な!?」

 「しまったさ!」


 「待ちなさい!アクマ!」

 「「!?」」


 アクマに待てなんて命令する者など始めて見た…
 というような驚きの表情をする二人



 「んぁ?何だお前?」

 「ロードの親友の、と言えばわかるかしら?」

 「!?ロード様の!」

 「その様子だとわかるようね。攻撃は待ちなさい!
 私が怪我をすればロードが黙っていないわよ!」

 「でぇ…でわ早くお逃げください!」

 「わかってるわ!」

 「お前…何さ…」


 その場から去ろうとする少女にオレンジ髪の青年が問う


 「…ノア側の人間…と言えば伝わるかしら…」

 「!?ノアの人間…ですか…」


 信じられないという顔をする白髪の少年


 「じゃあねエクソシスト。せいぜい頑張りなさい」


 そう言って少女は去って行った…


 「何なんさ…」





 それから、オレンジ髪の青年ラビと白髪の少年アレンは
 さっきのレベル2も含め周りにいたアクマをすべて破壊した。






 「彼らやるわね…。帰らずに見学して正解だった。面白い」


 帰ろうと思ったがたまには戦いを見てもいいかと思い、近くから見学をしていた


 「見つかっても面倒だし、帰ろうかな…。あーあ、買い物できな……ぇ…!?」


 帰ろうと振り向いたら、そこにはレベル1のアクマ…


 「まだ…いたの…」


 無言で銃口を向けるアクマ…そして…


 
 「きゃーーーーーーー!!」


 ドガーーーン!!!





 「!?何さ今の…」

 「まだアクマがいたんですよ!」

 「マジかよ」

 「行きますよラビ!」

 「言われなくても!」







 

 「……ぁ…あれ…!?な…何よ…コレ…」








 「観念しやがれ!アクマ!」

 「!待ってくださいラビ」

 「何さ!アレン!」

 「見てください」

 
 爆風で舞っていた煙の中に何かがいた。それは…


 「あれ…さっきのノア…?でも何さ…あれ」

 「羽…ですね…」


 そこには綺麗な白い羽をはやした先ほどのノアを名乗っていた少女。
 アクマもすでに破壊されていた


 「これは…もしかしたら…」

 「俺今アレンと同じこと考えてるさ」



 「!?エ…エクソ…シスト…。こ…来ないで…。
 もう…何がなんだか…何よ…この羽……私、どうしちゃったの…」


 「確か、さんと名乗っていましたよね」

 「……そうだけど…何よ…」

 「お前、寄生型の適合者かもしんねーんさ」


 「何言ってるの…?」

 「アクマを破壊できたのが、何よりの証拠です」

 「……;」

 「君は、本当にノアなんですか?」

 「別にノアなんて一言も言ってないでしょ。
 ノア側にいるだけ…拾われたみたいなものよ…」

 「じゃあノアじゃないんさ…」

 「僕たちと、来ませんか?黒の教団へ」

 「…え?」

 「ノアではなく、エクソシストとして」

 「何言ってるの?私は敵…」

 「敵じゃないさ!」

 「そうです!仲間ですよ」

 「!?…なか…ま」

 「ああ!」

 「はい!」


 この二人の笑顔に、私は光を見出だしたのかもしれない…
 少なくとも今の闇よりかは明るいものを感じた。
 だから、白髪の彼が差し出した手に、私は手を伸ばした…



 そこに光があると信じて…




















+おまけ+


 「とられちゃったよー!ティッキィー!」

 「適合者ってバレたんだから仕方ないだろー。
 だから早くイノセンス抜いときゃよかったんだ」

 「そしたらが死んじゃうじゃんかー!心臓の横にあんだからー」

 「俺が取れば死なねーだろ…」

 「ダメだよ」

 「?」

 「場所が場所だからセクハラで訴えられるよー」

 「……;;」


 「あ〜あ…次会う時は敵か〜……」




〜〜〜〜コメント〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ロードとかティキ好きです!
でもキャラ全くつかめません;;
こんなんでしたっけ;;;(瀧汗)

なんか無理やり感がヒシヒシと伝わりそうな終わり方;;
こんなんでいいんでしょうかね;;
いいんですよね…;;


07/05/04