「んーー!気ー持ちーい」

 綺麗な空を見上げないが私は言った。
 今日は任務がないから、ちょっと前の任務で見つけた
 すごく景色のいい草原に今、体を預けている。風がすごく気持ち良い。






  





 「こんな気持ち良い日に…神田が近くにいてくれたらなー…」


 と呟く。私が今片思い中の彼…それは神田ユウ。
 でも、彼は恋愛なんて興味ないことわかってるから、片思い止まり。
 リナリーは、想いはちゃんと伝えないとダメ!て言ってたけど…。
 相手が神田だと伝えるのに相当努力がいるのよね…


 「はぁ…」


 目を瞑って溜め息を一つ


 「何溜め息着いてんだ?」

 「へ?」


 聞き覚えのある声…
 目を開けてみるとそこには、
 私と空との間を塞いで、私を除き込んで来る……神田…。


 「神田?…なんでここにいるの?」

 「さあな…。」

 「なにそれ…;」


 この場所知ってるの私だけのはず…
 さあな…って何よ…。でも、嬉しい。


 「…なんか…。呼ばれた気がしたから…」


 そう言いながら私の近くに座る。
 何か今日の神田変…

 「変なの。付いて来たんでしょ?」

 「別に…。そんなことしてねーよ。」


 神田にしては珍しい反応。


 …フッとこの前リナリーとした会話を思い出した。



 +++++


 「なら大丈夫!思い切って告白すれば、絶対成功するから!」

 「でも〜…神田だよ。相手はさ」

 「んもぅ!大丈夫だって!私が保証するわ!だって……!」

 「?」

 「あ〜うんぅ。何でもないわ。とにかく!頑張りなさい!」

 「?ぅ…うん。がんばる…。(だって…何なんだろ?)」


 +++++



 …こんな日にこんな神田。これは神様がくれたチャンスなのかな?
 これがチャンスなら、逃したくないよね!
 リナリーもあんなに応援してくれてるし、頑張ってみようかな!


 「神田」

 「…何だ?」


 私は寝転んだままの体制で彼の名前を呼んだ。
 向き合って真面目なムードになると緊張して言えなくなるから…


 「あのね、私好きな人いるの」

 「……んだよ…。突然」

 「誰だと思う?」

 「………」

 「何か言ってよ…;」

 「……興味ねーな…」



 「それはね、君だよ」

 「……………!」

 黙り込んでる神田を見たら、顔が少し赤くなってるみたい。
 以外にシャイなのかな?


 「神田?」

 「…」

 「!何……っ!?」

 突然目の前が暗くなったと思ったら、唇に柔らかい感触…
 神田が私に覆いかぶさって…そしてキスっ!?

 「なっ……な…何!何なの!?///」


 突然の出来事で思わず起き上がってしまった…


 「返事だ…///」

 「え?それって…」

 「俺に言わせる気か…」

 「言ってよ…ちゃんと自分の口から」

 「ッチ……。俺も、お前が好きだ」


 こっち見ないで言われても…;;
 でも…。すごく、嬉しい!


 「じゃあ、両想いだね」

 「あぁ…」

 「これからよろしくねvユウ!」

 「!……あぁ。よろしくな。。」


 あなたを想う度、曇り空のようになってた心。
 ようやく晴れたみたい。

 この空も私の心も、今は雲一つない快晴。

 天気は良好!!

 この空の下。これからは二人で歩んで行こう!





 後で聞いた話によると、これはリナリーが仕組んだ(?)ことみたい。
 私が草原に出かけたのを神田に教えたらしい。
 「ちゃんと想ってる事伝えなさいよ!」の言葉付で。
 リナリーは私たちがお互いを想ってるの知ってたんだね。

 リナリーには感謝しなきゃ!





〜〜〜〜〜〜コメント〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

お題スタート!頑張ります!
ほのぼの〜〜〜vv
神田さん…ストーカー?って感じですね。
後追っかけて付いて来たわけですから;;


07/04/29