任務から帰り、コムイに報告を済ませ、自分の部屋へ戻ろうとした時、


 「さん!」


 ふと後ろから聞きなれた声が聞こえた。


 「あ、アレン君。どうしたの?」


 聞くと、持ち前の可愛い笑顔で


 「お帰りなさい!さん」


 と言ってくれた。


 「ただいま。アレン君」


 と返すと彼はよりいっそう明るい笑顔を見せる。
 私はこの笑顔が大好き。すごく癒されるから。






  





 「今日も可愛いわね。アレン君v」

 「!いつも思うんですけど…僕男ですよ。」

 「知ってるよ。」

 「男が可愛いって言われても…反応し辛いです…」

 「私は思ったことを言ったまでよv褒め言葉なんだから喜びなさい!」

 「でも…どっちかというとカッコイイって言われたいです…」


 いつもそんなふうに思ってたんだ…なんて今更気づいた…
 でも今はまだ…


 「な〜に言ってるの!アレン君はまだ私からしたらコドモなんだから、
 カワイイでいいのよ!カワイイで」

 「…コドモ……」


 ショックを受けているアレン君も可愛いな〜
 と思いつつ、


 「いつか言ってあげるわよ!ちゃんとね。それまでは可愛いでいいの!」

 「いつかっていつですか?」

 「それは……」


 それは……そう。
 私の恋人になった時ね…。
 ってそんなこと口にできないから……


 「それは…、いつですか?さん!」


 目を輝かせて聞いてくるアレン君…


 「ひ・み・つvv」


 それはね…アレン君。


 「秘密ってなんですか!」

 「アレン君のこれからの頑張り次第ってことね」

 「!じゃあもっともっと頑張ります!!」

 「ほどほどにね。」


 君が…私の気持ちに気づいてくれた時ね。


 「はい!」


 元気よく返事をしてくれて私は思わず微笑んだ。


 「おーい!アレン!室長が探してたぞーー」


 と遠くからリーバー班長の声が聞こえた。


 「あ!はーーい。すぐ行きまーす!!」

 「任務かな?」

 「でしょうね。じゃあ僕行きますね。」

 「うん。無理はしないでね」

 「はい!それじゃ」


 アレン君はコムイがいるであろう司令室へと走っていった。




 「……アレン君が、私のこと好きなの、私は気づいてるんだよ」


 だから…アレン君も気づいて。
 私自分から告白なんてしないから。
 アレン君からしてほしいから…

 だから、今はまだ…
 この程度の関係で、それでいいの。




 今は…まだ………ね。





〜〜〜〜〜〜〜〜コメント〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ひや〜〜〜
ほのぼの…ちょっと難しい…
なれればなんとかなるかな?
アレンってこんな感じでよろしんでしょうか??



07/04/15